何度も観るインディアン・ピンク

手元に届いてからようやく開いたDVD。
自宅でひとり『金曜ロードショー インディアン・ピンク』
いつでも観られるのは嬉しいです。
日本語字幕も付いているから、ドンソクとヒジュのオウム返しのような同じセリフの応酬もより楽しめます。
…どちらが先に言ったんでしょう?
やっぱり虚空を意志のない瞳で見つめながらソーセージを食らうドンソクが秀逸です←このシーン好き
GYAO!に通う日々は続いていて、日付が変わると更新される韓国ドラマを楽しみにしています。
平日は『私のIDはカンナム美人』
『感激時代』でカヤを演じたイム・スヒャンさんがヒロイン、大学の先輩にジョンテの子役のクァク・ドンヨンさん、ライバルに『屋台で』MVに彼女役で出演していたチョ・ウリさん
リダはいないけど、顔ぶれを眺めるだけでも楽しいです。
もちろんドラマも面白い^^ チャ・ウヌ君、年上のお姉様方に囲まれて、可愛い。
週末は『私のおじさん』
じんわり面白くなってきました。見応えがあります。
見たことのある韓国ドラマは数少ないけれど、この先楽しみがたくさんあるということです。
* * * * *
さて、話を『インディアン・ピンク』に戻して。
ずっと前にギャラリーに上がった별빛현중さんの記事をお借りして来ました。
ここから⇒俳優キム・ヒョンジュン たんす模擬試験の問題
俳優キム・ヒョンジュン2020国際独立映画祭たんす主演男優賞受賞記念問題
たんす領域
1. 次の中で国際映画祭「IIFA」で、「たんす」で主演男優賞を受賞した俳優のキム・ヒョンジュンが演じた映画の主人公の名前は?
①カンドンミン
②チャンドンソク
③カンドンソク
④カンドンソプ
2. 俳優キム・ヒョンジュンが映画の'たんす'、男性主人公の役柄のため、わざと( kg)体重を増やした。 次の中で( )に入るものは?
①7kg
②8kg
③9kg
④10kg
3. 次の'たんす'で女性主人公が着たドレスの色は?
① black
② mint
③ red
④ indian pink
4. 次のうち、'たんす'で登場しない人物は?
①キム·ミンギ
②イ·ウンジュ
③ソ·ヒジュ
④気象キャスター
5. 次の中の'たんす'で( )内に入る男性主人公のセリフに該当するものは?
「そう (a) (b)」
① a事故だ - b交通事故
② a事故だ - b単純事故
③ a事故だ - b墜落事故
④ a事故だ - b接触事故
6. 次の中の'たんす'で男性主人公がした行動に適しないものは?
① 嗚咽
② 買い物
③ ソーセージを焼いて食べる
④ 半身浴をする
7. 次の中の'たんす'で( )に入る男性主人公のセリフと合うのは?
"人は( )を食べて生きているのだが"
① 笑い
② 幸せ
③ 思い出
④ 愛
8. 次の中で、'たんす'で男性主人公のセリフと違うのは?
① 私は絶対に止められない。おまえ 私がやめそうだよ
② 人も時間も変わるから愛も変わるだろう。私は変わらないよ
③ 検事さん苦労しているのよく知ってるから頼むんじゃないか
④ 考えてみて今度話そう 私 書斎に行ってメール送るよ
9. 次の中の'たんす'で( )内に入る男性主人公の台詞は?
お前が人間なら最低限の(a)というのがあるんだよ人間の(b)というのがあるんだ
①a礼儀 - b道理
②a良心 - b道理
③a良心 - b礼儀
④a良心 - b尊重
この問題には答えが付いていないんです。
またDVDを見て確認しないと^^
2021-10-30(Sat)
インディアンピンク~衛星劇場 リダのメッセージ

この方、先日くるくるゆるゆるした長髪でギター弾きながら歌っていた方?
…まさかね。
いえ、そのまさかです(笑)
いまさらのタイミングですが、衛星劇場での放映に伴うリダのメッセージです。(放送は9/9終了しました)
リダが映画について語るのは、これが初めてですね。
『なんでも聞いて菩薩』では、内容については触れていませんから。
映画の漠然とした輪郭について初めて語ったのはこちら⇒リダの銀幕デビュー
でもこの動画は、原稿を読んでいるかな。
ドラマの解釈は人それぞれで良いと思うのです。
私は違う感想だけれど。
* * * * *
日本の皆さん こんにちは
キム・ヒョンジュンです
映画『インディアンピンク』が
衛星劇場で放送されます
この作品は愛と欲望など
人間の本性を描いた映画です
ひとりの男が愛に溺れ
破滅していく姿をご覧いただけます
主人公の冷酷さ 愛情 悲しみ 怒り
大きく感情が変化する姿に注目してください
それではご期待ください!
ありがとうございました。
* * * * *
カン・ドンソクは欲望に溺れたと思ってます。
或いは利己的な愛。
俳優キム・ヒョンジュンの憑依型の演技は素晴しい。
2021-09-10(Fri)
インディアン・ピンクを楽しんでいますか?

私の好きな”昭和の人”
今夜で視聴時間の72時間が切れます。
もう一回観ておかないと。
「楽しんでますか?」
この問いかけはこの映画には相応しくないですね。
楽しい内容とは言い難いから。
でも観た人が、
「怖くなかったです。ホラーじゃなかった」
「リダの演技がすごかった」
とお誉めの声を聞かせてくださるのでとてもうれしいです。
「キム・ヒョンジュン」じゃなくて「カン・ドンソク」を観ていた、という方も多数いらっしゃいました。
それだけリダが演じきっていたということですね。
ひとりの俳優として映画を観ていたということですね。
過去記事で書いたのですが、リダがこの映画出演について語っていた部分をもう一度ここに置きます。
過去記事⇒2020.11.16 リダの銀幕デビュー
今後、俳優としての姿も見せられるかもしれません。
すでに映画の撮影を済ませて、日本に来ました。
僕は演技者としても、今までのものを覆すようにしていきたいです。
あまり女性が好きではない感じの役かもしれません。
でも新しいジャンルに進んで行きたいと思っています。
詳しくは言えません。
最後に僕は、音楽に自信を持っているので、今回のツアーは、限界を飛び越える姿を見せたいです。
2020.2.8 名古屋 3部 握手会にて
視聴期間はまだありますので、ぜひ。
【配信期間】6/11(金)0:00~6/24(木)23:59
ここから⇒【動画配信】「インディアン・ピンク」限定オンライン上映会
2021-06-15(Tue)
インディアン・ピンクを日本語字幕で鑑賞

これは私の中では深夜に観る映画。
その方が映画の世界に没入できるので。
チケットぴあオンライン上映会の日本語字幕付き。
今まで字幕無しで観ていた映画の謎解きを期待して鑑賞。
初めて観たのは3/18 韓国シネフォックスでした。
視聴期間7日間で、5回鑑賞。
それだけ観てもたんすの中をぐるぐる…
韓国ペンで1回の鑑賞じゃ理解が難しい、と書いている方がいらっしゃいました。
謎は解けるかな…
たんすの中から抜け出せるかな…
初めに韓国語で観たこと。
それはとても良かったと思いました。
わからないからわかろうとあれこれ考えたから。
そんな時間が楽しかったです。
何度も観ることで映像が頭の中にインプットされたし。
いつものようにヘッドホンで鑑賞。
映画館ならサラウンドで音が迫って来るのでしょうね。
音楽が効果的に使われていると思いました。
シリアスなシーンで軽快なメロディ♪
一番好きなのはソーセージを食べるシーン^^
俳優キム・ヒョンジュンにとって演技賞を受賞したことは、これからの俳優人生の大きな糧になることでしょう。
海外での高い評価というのも韓国への影響が大きいと思います。
体重を増やしての役作り。
主人公になりきるための努力が伺える俳優キム・ヒョンジュンでした。
ツアーの時に「皆さんが好きではない映画だと思います」って言ってましたね。
あの時は主役だとは思ってもいませんでした。
主役、しかもほとんどひとりのシーンです。
ひとりで物語を引っ張っていくリダの演技の力は素晴しいと思いました。
日本語字幕で初めて観て、なんだこんな話なのね…という残念な感想も目にしました。
それは人それぞれですからいいんですけどね。
これから観る人の気持ちが萎えませんように。
動員観客数に影響します。
72時間過ぎたら、もう一度購入決定です。
これから観る方のために、ひと言だけ。
この映画の紹介記事は忘れてください^^
これから日本語字幕2回目へ行ってきます。
どうぞ、良い時間をおすごしください。
2021-06-13(Sun)
キム·ヒョンジュンのスクリーンデビュー作 独立映画『たんす』評

リダの映画デビュー作『たんす』
日本語ポスターでは『インディアン・ピンク』でしたが、映画の内容を考えると『たんす』が相応しいように思います。
主人公の心を閉じ込める場所を表現する意味で。
私がこの映画を見たのは3月17日CINEFOXでした。
日本語字幕が付かないこともあって、ほぼ放置状態なのが残念です。
でも先週、韓国映画評論家のブログでこの映画が記事になりました。
とても誉めてくださっている嬉しい記事なので、ここに日本語訳をして記事にします。
昨日、韓国映画「ミナリ」でユン・ヨジョンさんが韓国人では初のアカデミー助演女優賞を受賞したことを記しておきます。
昨年の『パラサイト』に続いて韓国映画の快挙ですね。
インスタライブのリダとは別人の俳優キム・ヒョンジュンです。
役作りのために体重も増やしました。
顔の輪郭がふっくらしているのはそういうことだったのですね。
成功した人物を演じるのには必要なイメージなのでしょう。
何度も見るのには見やすい長さ(82分)の映画です。
それでも理解できない部分がたくさんありました。
この評論(ネタバレあり)を読んでなるほどと思った部分がありました。
字幕の手助けがあったとしても、理解しきれない想いが残ると思います。
でも主人公の隠れていた心の闇を描く、という意味ではそれでもいいのだと思います。
* * * * *
キム·ヒョンジュンのスクリーンデビュー作の独立映画『たんす』
ポニー 2021. 4. 23. 18:31
※一部加筆しています
「白い布と風あれば、どこへでも行ける」という先輩が、今スクリーンに戻っています。キム・ヒョンジュンの独立映画のスクリーン進出の話ですが、それは以前のクム・ジャンディを守ってくれる先輩ではなく、内面の喜怒哀楽を抑えながら後に噴出する、かなり悪魔的な男を演じました。
「アメリカン·サイコ」にたとえて『コリアン·サイコ』と呼びたくなるほど冷酷で、時には退廃的な演技を見せてくれたのがとても印象的でした。

独立(インディペンデント)映画なので、物語は限られた空間で語られ、登場人物もあまりいません。 映画の初·中盤まではほとんどモノドラマのようなものです。 もしかしたら、序盤は去ってしまった恋人に対する懐かしさと憤り、そして傷に苦しむ男の姿を見て、いつまでやるのか考えているのかもしれません。 しかしよく見ると、この男が、ひょっとして自分を、でなければ何かをすでに破壊してしまったのではないかと怖くなるのです。

事前の情報なしに見ると、なぜ映画のタイトルがたんすなのか疑問に思うかもしれません。 映画を見続けると『たんす』の表面的な意味がわかるだろうし、最後まで見た後には意味を感じることができます。

この映画『たんす』を通して、キム·ヒョンジュンは国際インディペンデント映画祭主演男優賞を受賞しました。 映画はまるでロングテイクで撮影したように感情的なラインを維持し上昇させ、主人公カン·ドンソク(キム·ヒョンジュン)をスクリーンに捉えます。 BGMはヒッチコックの『サイコ』のように劇の雰囲気を盛り上げます。 そのため観客は退屈する暇なく、何が起こるか分からず期待、あるは不安になります。

『たんす』のタイトルは文字通り たんすであるにもかかわらず、やはり金持ちの家のたんすは私たちが知っているものとは違うものなので、初めはそれがたんすだとは思いませんでした。 英語のタイトルである「INDIAN PINK」は全体を通して明らかにされていたので気づくのは簡単でした。

低予算の短編映画ですが、キム・ヒョンジュンの映画俳優としての可能性を占うには十分な映画だったと思います。 彼の表情と目だけで多くの部分を読むことができたからです。 さらに、映画のために体重を増やし、ワールドツアー中にもこの映画を撮るために韓国を行き来しながら撮影をしたというから、スクリーンデビューのためにどれほど大きな努力と集中力を注いだのかを見ることができると思います。
暗くて狂的な演技を見ることができる映画『たんす』はウェーブで鑑賞することができます。

タンス (INDIAN PINK)
等級:青少年は観覧不可
監督:キム·シウ
脚本:キム·シウ
出演: キム·ヒョンジュン、 チョン·ユナ、 イ·ウジュ
『たんす』(2020)

「成功街道を走る」という言葉が似合うほど、何一つ他人を羨むことのない男、カン·ドンソク(キム・ヒョンジュン)は自分の邸宅に戻った後、ゆっくりと壊れ始めます。 それはメール一つだけを残して去ったガールフレンドのソ·ヒジュ(チョン·ユナ)のためでしたが、彼は彼女を捜すために密かに検事に海外出国の有無を調べるように頼む(書面と指示)

リビングルームであれキッチンであれ、酒のグラスが彼の孤独や苦痛を象徴しているようです。 何に怒りを抱いてきたのかを見るために、割れたグラスが手のひらに食い込むことさえ意識できません。 ヒジュが自分から立ち去ったことを怒っているようです。


マッチでタバコの火をつける行動を見て、何か意味のあることを感じるものの、まもなく彼の姿がどんどん壊れるのがわかります。 器に注いで飲んだお酒を、後に瓶ごとあおるように飲むこともあります。

酔っぱらって洗面所で倒れた時、インディアンピンクのワンピースを着て、浴槽で目を開けたまま死んでいるヒジュの幻想を見たりします。 彼はさらに苦しみながら、タンスにもたれて座り、かかっているワンピースに向かって話しかけます。


狂気に満ちた行動、泣き叫んだり、苦しんでいる彼の行動を見て、我々はある種の不安を感じています。 ヒジュのかばんが、そして携帯電話が彼のもとにあったからです。 彼がヒジュに何度も電話をかけてメッセージを残すのをはっきり見たんですけど。


本当に彼はヒジュの死を見でもしたのでしょうか、それと何かの関係があるのでしょうか? 絶望の瞬間に近づいた彼は、庭の木に縄を結び首を吊ります。 息が詰まってあがいていたその時、ドアを叩く音を聞きます。


やっとの思いで首を縄から外し、音の聞こえた所によろめきながら歩いて行くのですが、下着姿のヒジュがたんすの前で倒れているのを見ます。 そんな彼女に平気で話しかける彼。 ドンソクはすでにヒジュが帰ってこない人だということを知っていたのです。
果してどうしたのでしょうか。

その後に行われることはカン·ドンソクという男の姿を赤裸々に暴きます。 過去を振り返ってみると、いかに卑劣な男か、そしてヒジュをどうしてそのようにしたのか、そして彼女はなぜそうなったのか、瞬時に悟ります。

基本利用権さえ持っていれば見られるウェーブのウェイビ映画館を通じて82分という長くない時間の鑑賞しましたが、キム·ヒョンジュンの映画俳優としての人生を期待してもいいくらいの印象を受けました。 今度はどんな演技を見せてくれるかとても楽しみです。
*写真出典:ウェイビー映画館上映作品『たんす』場面キャプチャ
*本稿は、wavveレビューチームの活動の一環として、ウェーブ(wavve)から所定の原稿料をもらって作成しました。
出処⇒김현중의 스크린 데뷔작 독릭영화 『장농』
2021-04-27(Tue)