リダのいる風景

ただいま。
予定通り帰国しました。
ご心配いただいた皆さま、ありがとうございました。

北と南の応酬について気になっていらっしゃると思います。
私がこのニュースを知ったのは、チャクサル一山店を訪れて着席した直後でした。
店内モニターに流れていたニュースが何やら物々しい画面。
何かあったのだということはすぐにわかりました。

リダのおば様やスタッフに皆さんが一瞬、画面に釘付けになっていらっしゃいました。
そして、まもなくそれぞれの仕事に戻られました。

日常…と呼ぶにはふさわしくない出来事ですが、
いたずらに騒ぐこともなく、淡々と見守っているという様子でした。
日頃、日本では報じられない出来事もあるのだろうと想像しました。

ホテルに戻ってテレビをつけると、特別番組で今までの経過や今後について討論されていました。
ツイで流れる情報をチェックしつつ、画面を眺めていました。
休暇の兵士が呼び戻されたとの情報もありました。
昼間、数多く見かけた軍服の青年たちの姿を思い出しました。
このニュースが流れる前に、第30師団へ足を運んでいたものですから。

ソウル市内はいつもと何ら変わりのない表情でした。
観光客は観光スポットにあふれていたし、食堂では地元の人たちが普通に食事をしていました。
きっとアンテナを張りつつ、日常生活を送っているのでしょう。

テレビで見た前線の緊張感は別の世界の出来事のようでした。
そこに国を守る兵士がいるからこそ、つつがなく日常が送れるのだと実感しました。
それは日本人には理解できない意識なのだと思います。

リダが国を守る軍人であること。
その空気を痛いほど感じた出来事でした。


それでも…
今回の旅をひと言で言えば…「すっごく楽しかった！！」
そんな2泊3日のあれこれを、
これから、少しずつ報告しますね。


私は、私の日常生活に戻ります。