イグアナの娘

そろそろ連続ドラマが最終回を迎える頃。
TVerで新作ドラマにちなんで主演俳優の過去のドラマが期間限定配信されています。
そこで出会ってしまった『イグアナの娘』

1996年、今から27年前のドラマです。
それなのにとても印象に残っていて、思わず再生して見入ってしまいました。
すでに故人となった方、地上波なら再放送はできないかもしれないワケありの方、出演者の顔ぶれに時の流れを感じます。
登場人物は確かに皆、若い。でも古さはさほど感じませんでした。
ただひとつ、現在との大きな違いがあるとすれば、高校生がスマホを持っていないこと。
こんな時代だったんだな、と思いながら見ていました。
スマホがあれば違う物語の展開になっていたのかも、なんて考えながら。
私はこういう内容の物語に惹かれるようです。
カフカの「変身」とか、ちょっと違うけど阿部公房の「砂の女」とか。
それから多重人格物も。
「アルジャーノンの花束を」「24人のビリー・ミリガン」。
その目線で見ると現在放送中の「VIVANT」も少し違って見えて来ます。
どれも人間の本質について語っています。
『イグアナの娘』が生まれるきっかけについて知ると、親子の縁についても考えさせられます。
物語は生まれるべくして生まれたのだと思わざるをえません。
ここから⇒イグアナの娘 ウィキペディア(Wikipedia)
そしてもうひとつ忘れられないのはテーマ曲。
耳に馴染みのある曲が、ドラマのテーマ曲になって、ますます忘れられない曲になりました。
『イグアナの娘』=エルトン・ジョン「Your Song」
こうして楽曲とともに刷り込まれた記憶は長い時間を経ても色褪せずに残っています。
音楽の力、って素晴しいですね。
エルトン・ジョン氏も引退なさいました。
これも時の流れ…
credit:UJ世界はラブソングでできている
そして当時『イグアナの娘』を見た後は『ロングバケーション』へハシゴしてました。
忙しい毎日だったのにもかかわらず、月曜日はこの時間を死守していましたね。
それも懐かしい思い出です。
TVerでの配信は現在第6話まで。
第7話~第11話(最終話)…9/15(金)配信です♪
ここから⇒TVer イグアナの娘
2023-09-13(Wed)