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映画『金子文子と朴烈』

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出処:画像内記載 ※この画像は記事に関係ありません


日本公開時から気になっていた韓国映画を思い立って観てみました。

『金子文子と朴烈(パクヨル)』

韓国で公開された時は『朴烈』だったそうですが、日本で公開する時に映画の主人公の思想を尊重して、邦題はふたりの名前を並記することになったそうです。
この映画を観たいと思ったのはこのタイトルに惹かれたのも理由のひとつです。

舞台は大正時代。
韓国映画ですが日本が舞台です。
そして関東大震災(1923年、大正12年)が彼らの運命を大きく変えます。
そこで起きた朝鮮人虐殺事件と日本政府の対応が背景です。

ありふれた言い方をすれば、時代に翻弄された男女の愛、なんてことになるのでしょうが、決して安穏とした状況ではないのにもかかわらず、彼らの生き方は不器用なほど真っ直ぐで清々しく感じられます。

ざっと書いた文を読んでつらい映画だと思われるかもしれません。
確かにそういった部分はありますが、決してそればかりではなく、生きることの強さと失う物のない強さを笑顔で伝えてくれます。

もうひとつ言い添えるならば、韓国映画にもかかわらず日本語字幕が必要ない映画だったことに驚きました。
多くの韓国人俳優が日本人を演じているのですが、ほとんど違和感がありません。
日本が舞台だとはいえ、これは素晴しいと思いました。
韓国でヒットした韓国映画であるのにもかかわらず、韓国の方は自国語の字幕で観ることになったわけです。

出演俳優のプロフィールを見ると、日本で生活したことがある、という経験をお持ちの方がキャスティングされています。
それでも日本語で演技するのはすごいことです。

中でも二人を取り調べる判事役のキム・ジュンハンさんの日本語は素晴しかったです。
この俳優さん、どこかで見た日本人…と思ったら、韓国の俳優さんでした。
「賢い医師生活」でチョン・ミドが演じたチェ・ソンファ医師に片思いするアン・チホン医師を演じた方でした。
(予告編 1:03に登場します)

興味があればぜひ、観ることをお薦めします。
私はこの映画を観て良かったです。



credit:シネマトゥデイ


ここから⇒映画『金子文子と朴烈』公式サイト





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2021-11-21(Sun)
 

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