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映画 『硫黄島からの手紙』

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※画像は記事に関係ありません

GYAO!でのドラマ・映画視聴生活が続いています。
今回は『硫黄島からの手紙』(2007年)

タイトルからわかるように戦争映画です。
それも日本が舞台の。
ただ邦画ではなく、監督がクリント・イーストウッドだということ。
制作にスティーブン・スピルバーグが名を連ねています。

主演の渡辺謙さん、二宮和也さんのレッドカーペットも覚えているし、主人公の職業も知っている。
でも見たことのない映画でした。

かつて記事で触れた『プラトーン』
これはラストの曲の力も大きかったけれど、『硫黄島からの手紙』も同じくらい評価したい映画になりました。

ここから⇒2021.5.28 Everyday Joong~#10 ライアン一等兵を救え 


軍隊という縦社会が破滅に向かう戦いの中でそのカタチが崩壊した時、そこに見えるのは人間としての本当の姿です。
上に立つ者はプライドと責務のために自ら死をを選択し、戦争に疑問を持ち生きることを諦めない兵士の姿に救われます。

この映画を見ながら思い出したのが、ドラマ『ミステリと言う勿れ』の第2話 奇妙なバスジャックの中で主人公 久能整がバスジャック犯に向けていう台詞です。


(バスジャック犯:どうして人殺しちゃいけねぇんだよ!)

いけないってことはないんですよ。
べつに法律で決まっていることではないですから。
罰則はありますが、人を殺しちゃいけないって法律はないです。
なぜ人を殺しちゃいけないのか、いけなくはないんだけど、ただ秩序のある平和で安定した社会を作るために便宜上そうなっているだけです。
だって人殺しなんてひとたび戦時下になればいきなりオッケーってことになるんですよ。
それどころかたくさん殺した方が褒められるって状態になる、そんな二枚舌で語られるほど適当な話なんですよ。
実際に今、殺しまくっている場所、世界中にある。
あなたもそういう所に行ったらいいんですよ。ただしそういう所ではあなたもサクッと殺されます。
どうして人を殺し、辺りでもうサクッと殺されてると思います。
あなたが今、殺されずに済んでいるのはここにいるのが秩序を重んじる側の人たちだからです。
どうして人を殺しちゃいけないだろう、なんてわざわざ考えることもないそういう人たちだから、今あなたは殺されずに済んでいるんです。


なるほどな、と思いました。
多くの犠牲を払う戦争という出来事も、理不尽なご都合主義の何ものでもないのだということ。

人間って愚かで、しょーもなくて、それでいて愛しい存在。


戦争映画が苦手でなければご覧になってください。
2022年3月25日(金) 23:59までです。

ここから⇒映画 『硫黄島からの手紙』





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2022-01-23(Sun)
 

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2022-01-23 16:33 |  |    [ 編集 ]

Re: なるほどです(^.^) 

鍵コメさん、アンニョン。

二宮和也さんのドラマは好きです。
特に選んでいるわけではないけれど。

この映画のオーディションは監督に「やる気のなさが良かった」ので合格したとか。
キャラクターのイメージにぴったりですね^^

ミステリと言うこと勿れの2話はGYAO!で24日21:00まで視聴可能です。
お時間があればどうぞ。

コミック原作が多いですね。
その方がドラマ化のイメージ画湧くのかしら。
「妻、小学生になる」も良かったです。
堤真一さんが良かったです^^
すべてGYAO!視聴なのでどこのTV局制作なのかも知らないです(笑)
2022-01-24 00:47 | knob | URL   [ 編集 ]

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