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ふたつのドラマの話

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韓国の春を代表する花、ケナリ(和名レンギョウ)
そろそろ盛りを迎えた頃でしょうか。
花言葉は「希望」だそうです。


最近GYAO!で見たドラマがとても印象に残りました。

ここから⇒『大豆田とわ子と三人の元夫』(4月30日まで配信)

去年のドラマですが、タイトルが気になって記憶の片隅に残っていました。
でも私は毎週同じ時間にTVの前に座るのが苦手らしい。

今回視聴のきっかけになったのが、ナレーションが伊藤沙莉(いとう さいり)さんだったから。
あの個性的な声が好きなことに気がつきました。

それで見始めたんですが、これはどう見ても大人のドラマ。
解説にロマンティックコメディーと記してありますが、決してロマンティックなエピソードばかりではないし、コメディーと言うには深すぎる物語でした。

3回結婚して3回離婚という経歴の大豆田とわ子ですが、決して変人ではなくむしろ正直な人なのだと思います。
元夫たちはとわ子のためにそれぞれ一人前になっているし。

一番印象に残ったのは第9話(全10話)
ネタバレするのでセリフだけ。


”ひとりでも幸せになれると思うんだよね”

”あなたを選んで、ひとりで生きることにした”


その裏側にある想いに深く共感したのでした。


ひとりで生きることは決してひとりぼっちではないし、
ひとりで生きて行くためには自分を好きでいなければならない。
誰かの特別になることはとても素敵なことだけれど、
自分を好きになれなかったら、誰かと一緒にいても孤独を感じるだろうから。



もうひとつのドラマ『ミステリと言う勿れ』が最終回を迎えました。
まだ続きがあるような終わり方^^
期待してもいいのかな。
月曜日の夜が寂しくなります。

このドラマが始まった頃にはまだロシアはウクライナに侵攻していなくて。
以前記事で主人公久能整(くのう ととのう)のセリフを2度引用したように、戦争という理不尽な出来事についての考察が秀逸でした。

このドラマで一番好きだったのは、第10話。
病院で知り合ったライカという女性は、実は虐待に苦しむ千夜子という女性が創り出した別人格だったというエピソード。
その千夜子が回復したので、別人格のライカは消え、主人格へ統合されるというもの。
好きだった小説、ダニエル・キイスの「24人のビリー・ミリガン」を思い出しました。

別人格のライカと心を通わせる整を思うと切なかったです。
ライカも自分の心を持て余す前に消えることを決断して。



ふたつのドラマはいろいろなことを考えさせてくれました。
ちょっと心にずっしり来ています。

最後に『ミステリと言う勿れ』のテーマ曲を貼っておきます。
ドラマの終盤、素晴しいタイミングで流れる曲です。

King Gnu っていうアーティストを良く知らなくて。
あれこれ調べて、いくつかの曲を聴いてみました。
でもやっぱりこの「カメレオン」が一番好き^^
切ない気持ちが溢れる曲です。

著作権に触れるので好きなフレーズ一部だけここに。
歌詞はYouTubeサイトに飛ぶと”もっと見る”にあります。


”記憶の中の君と
今の君はどちらも真実で
鮮やかに色めく君は
もう僕の知らない色”




credit:King Gnu official YouTube channel♪




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2022-03-29(Tue)
 

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