リダのいる風景

イタkissが放映になってもう1年たつんですね。
去年は駆け出しブロガーで、YTにアップされたTV放映動画を探し回ってご紹介していました。
すぐ削除されてしまうので、アップする方もいろいろ工夫してらして見つけるのも大変でした。
遊びに来てくださる方から情報をいただいて、なんとか全編アップすることができました。
リアルタイムで見られなかった自分のためでもあったのですけれど。
助けてくださる方がいる、ということでみなさんとつながっていることを知り、ブログをやっていく自信のようなものも見えてきたのもこの頃です。

ドラマを観ても字幕はないし、画面から判断して物語の筋を追う程度でした。
そのうちに『スンジョの日記』を読み、このドラマの奥深さを知り、リダの演技のすばらしさを理解しました。
字幕版を観てセリフの面白さが魅力のドラマだということも発見しました。


ASTA TV 2010年9月号　リダ34Pの特集です。
ここでは8月26日に行われた製作発表会の現場と翻訳記事をご紹介します。

イタズラな”キス“で始まった甘くて柔らかい青春ホームメイドロマンス
人と人との愛情を外部的、直接的に表現する方法の一つ“kiss”。親と子の家族愛の表現、先生と生徒の尊敬の表現、男女のエロス的愛の表現まで…。“kiss”は人間関係の形態によって含まれている意味が、果てしなく多様でまた複雑だ。そういった意味で、ドラマ『イタズラなkiss』は未成熟だった青春時代にいたずらなキスで結ばれた二人が、長期間に渡りお互いに影響を受け合いながら自我のアイデンティティを見つけていく成長ストーリーだ。また私たち皆が若き日に体験した平凡な出来事であり、胸の片隅に大切に秘めたトキメキの記憶で構成された、身近で軽快な生活密着型ロマンスものでもある。いたずらな一回のキスがお互いを信頼し頼れる人生の伴侶としての誓いのキスになるまで、長い間一人だけを愛し見つめる主人公の二人だけでなく、彼らを見守り応援する彼らの家族を友人まで、すべての人物が愛しあいながら生きていく愉快な人生を通じて、回転の早い現代人の人生に、小さいけれど楽しい憩いの微笑をプレゼントしたいということだ。





ベク・スンジョ役のキム・ヒョンジュン、シンクロ率100％！
キム・ヒョンジュンが演じる「ベク・スンジョ」は、1分間で20,000字を読み、400単語を覚える次元が違う「天才」オムチナ（母さんの友達の息子：完璧な出来の良い息子）成績順で分けられたクラスのA班、その中でも全国10位圏、全校1位を今まで一度も逃したことがない。IQが180という噂があるが、実際はそれよりさらに高い200。文字通り秀才、英才でもないまさに「天才」だ。勉強だけができるのではない。頭が良いだけに何でも一度見ただけですぐに習得するタイプで多才多能だ。テニスもほぼ選手級。あまり披露しないが、料理もそこらの料理人顔負けの実力だ。容貌、実力、そして両親のものではあるが財力まですべてを備えた超絶頂完璧オムチナ。何一つ他人を羨むことのない完璧な人生だが、スンジョにただ一つないものがあるとすれば、それは「夢」だ。やりたい事も、なりたいものもない。全てがスンジョには無味乾燥、つまらない遊びであるだけ。ある日全校100番の生徒だけが入るF班の女の子に告白された。平凡な顔と多少突飛な行動もためらうことのない彼女。
そこまで言うつもりはなかったが、彼女のことを好きな奴がしつこくて「頭の悪い女はまっぴらだ」と言ってしまった。あまりに女子学生からの人気があって、唐突に告白する女子学生をいちいち注意して見ないほうだ。しばらく一緒に暮らすという父の友人の娘を見て驚く。その子は他でもない愛の告白をしてきた「F班」。家が完全に崩れて行くところがない彼女のために、学校では募金運動まで行っている状況。その彼女と同じ屋根の下で暮らすことになるとは。しかしスンジョはこの日常の変化が思ったより嫌でなかった…。（訳：innolife）





記者会見でのハプニング。
リダのリングが落ちてしまったんですよね。


（これはASTAの画像ではありません）

スンジョの内なる世界に触れたとき、とても感動したのを憶えています。
そして言葉綴りをしたんですが、「どこからの引用ですか？」という質問が（苦笑）
スンジョの気持ちになって一生懸命綴ったんです。
早い時期に書いたものなのに、後で読んだ『スンジョの日記』と合致する内容でした。
『イタkiss』の読み解き方は間違ってなかったんだ、とそのとき確信しました。
とても気に入っている一篇です。


■All My Love　～Beak Seungjo

いままでこんなことなかった
完璧なことは当然のことだったし
たりないものなんて　あるはずないと思ってた

僕に解けない問題があるなんて
想像したこともなかった
自分に手を焼くなんて初めてだよ

きみにむかっていく自分のこころ
加速度がついて　止めようがない

僕のひとことで　泣いたり　笑ったり
くるくるかわる　その表情

思いがけないことをして
いつだって驚かせてくれる
なんて　生き物なんだ　きみは

とまどう僕はパニック寸前
うろたえているのを隠そうと
棘のある言葉で自分を守るんだ

こぼれそうな涙を見て
後悔ばかりしている
傷つけるつもりはないのに

見上げる視線が　僕からそれると
胸がざわついて　落ち着かない

きみでなくちゃ　だめなんだ
でもどうやったら伝えられるんだろう

まるで子ども　ばかな僕は
心にもない言葉で
きみをからかい　背中を向けるだけ

気の利いたセリフのひとつも
憶えていなかったことに
愕然とするんだ　何が天才だ、って

毎日が　はじめての経験
子犬のように　まとわりつくきみを
抱きしめて離さない

きみという存在が
僕が僕であることを　教えてくれた

やっと見つけたパズルのピースみたいに
めぐり逢えたしあわせ

めざめた新しい世界は
楽しくて　うれしくて
生きている　そう感じさせてくれた

僕の周りのモノトーンの景色が
きみの色に染まっていく
なんて　うつくしい眺めだろう

きみが好きなのはこの僕で
ほかの誰かじゃない
それだけはゆずれないよ

真っ直ぐすぎて　はらはらしどうし
でも隣にいるのは悪くない

きみの微笑が空気のように
僕には必要だってこと


僕は知ってる
きみのほんとうの姿を
愛しい　ノアのかたつむり

僕の人生に意味を与えてくれた　きみに
ありったけの愛を　

All My Love for You